VCに事業アイディアを否定されてもめげずに頑張ろう
VCに相談に行けば、行った数だけ反応は様々。
賛同してもらえたかと思えば、否定をされたり、興味を示してもらえなかったり。
一喜一憂せず、自分の感情をコントロールし、一定の精神状態を保つことも経営者の仕事だ。
ということで、今日はVCに行って否定的な意見をもらった話。
ファーストインプレッション
今とにかく多くの人に会って、アドバイスをもらったり、顧客となる見込みのある人から課題を聞いたりするのを積極的に行っている。
今日ようやく3件目のVCに会うことができた。
現段階までの進捗状況を話して、その上で今後の資金計画についてどうすればいいか相談したく、まずはお決まりの事業計画書を用いてのプレゼンテーション。
第一印象が大事だ。よし、ここはすました顔で、スマートに決めてやろう。
心の中でそう思って突っ込んでいったが全く相手の心に響くプレゼンをすることができなかった。
手厳しい意見
開口一番言われたのが、「本当にニーズがあるのだろうか」という質問。
自身の体験をもとに思いついた事業アイディア。でもそもそもそれってニーズ無いよね?というのがVCからの意見だった。
「このサービス知ってる?」
「どうして知られてないのかな?」
「どうやって生き残っているのかな?」
矢継ぎ早に飛んでくる質問にただただ「いや、知らないです。」「初めて聞きました」と答えるしかなかった。
「本当にこの領域で勝負しようというのなら、そこまで調べておかないと。」
そうだよな。VCはいろんなところにアンテナを張ってるとはいえ、今まさにそのジャンルで勝負をかけに行っている自分がそれよりも知識が浅いなんてリサーチ不足としか言えない。
今回指摘されたことは3つ。
指摘事項①調べが浅い。
・他にも同様のアイディアをもって失敗していった企業はなぜそのような結末を迎えたのだろう?
・もっと他にユーザーが困っていることは?
・お店の人の悩みを聞いてみただろうか?
・実際今の事業アイディアに迷いがあるんじゃないの?
この辺について事業の開発に向かって走り出す前にやるべきだったと。
指摘事項②プレゼンがイケてない
・本当に投資をしてもらいたいという気持ちだったらもっと作りこんでくるはず。
・今の感じでは、何社回っても同じ回答になってしまうはず。
確かに、プレゼン資料はつぎはぎでデザインも統一性がない。
はっきり言って間に合わせ資料みたいな作りだった。
指摘事項③人に対する興味
VCに会って投資をしてもらいたい、その思いが強ければ多少なりとも相手側についても知っておこうとするのが自然。
定型文を宛名を変えて送って、返事が来たところにこれまた型にはまった説明をしていたら当たり前だが、相手としても気分はよくない。というか、投資をしようなんて気持ちにすらならない。
自分の印象付けが重要だと思うなら、一回一回の出会いを大切にしないと。
その人に興味をもって接することが相手も「よし、助けてあげよう」という気持ちにさせる唯一の方法ではないだろうか。
今回は自分の事業について理解をもらえなかったけど、次回までにプレゼン資料を作りこむことは優先課題だ。
非常に厳しい意見をもらったが、いつか自分のアイディアに価値を見出し、賛同してくれるパートナーに出会えることを信じ、これからもVCに相談することを続けたい。
まとめ
ということでまとめると、
・事業アイディアを作るときは、まずは「課題は何なのか」、ユーザーから聞き出すことを第一に始めるべき
・人と会うときはその人を好きになるつもりで。そして好きになってもらおうと努力することを惜しまないこと。それは、態度も含め、資料の準備や、意気込みなど。
・自分がどんなに自信を持ったアイディアだったとしても、否定されたり、関心を持ってもらえなかったりすることは必ずある。それでもあきらめず、ひたすら前に進む心の強さを持とう。でなければ従業員はついてこない。
以上、起業しようと思っているならこうした準備と心構えで望むべし。