ニューヨークピザの進撃
最後の更新が9カ月前。。。
だいぶご無沙汰してました。。。
改めて絶滅危惧種と化している「ピザ」について、ありつくことが最近できたので想いを共有したい。
カフェファド
下赤塚にある個人経営の喫茶店。
どうにかネット上にある情報をかき集め、今では珍しい「ピザ」を提供する数少ないお店だという情報を入手した。
メニューを見て確信した
そのお店のピザがニューヨークスタイルかそうでないかはメニューを見れば一発で分かる。
そう、マルゲリータの文字が存在しないのだ。
メニューにあるのは「サラミピッツァ」や「コーンピッツァ」なるもの。
イタリア仕込みのローマ風だのナポリ風だの、そっちのピザではないことは明白だ。
せっかくなので、「ミックスピッツァ」をオーダー。
お連れの方は「オニオンピッツァ」。
本当に玉ねぎしかない。この潔さ。あとは一面を埋め尽くすチーズ。
チーズはあくまでミックス
見てお分かりの通り、使われているチーズはミックスチーズ。
ニューヨークスタイルにモッツァレラやゴルゴンゾーラといった欧州のチーズは必要ない。
そしてこちらがミックスピッツァ。
オニオンピッツァの後に出てきたせいか、やけに具だくさん。(当たり前なのだが。)
宅配ピザは味が濃くて喉がとても乾いてしまうが、こちらのピザ、チーズのアブラギッシュさはあるものの、具材が大きくフレッシュさも感じられる。
ピザ生地もおなかに溜まるほど分厚いものではなく、耳の部分はカリカリになるほどに薄かった。
1枚をペロッと・・・と言うわけにはいかない
Lサイズを注文したが、男性なら食べられる量。
とはいえ、チーズの脂が徐々に効いてくるので、後半キツイ。量の問題では無いので、お年を召された方には大変かもしれない。
食べてる間も地元の常連客と思しき人が出入りしていた。
厨房を見ると、若い方が焼き手を務めていたので、おそらく高齢による閉店、という事象はおそらく心配なさそうだ。
これが消えゆくひとつの食文化なのか
なぜ日々生まれるレストランはイタリアを目指すのか。
流行に乗っかる形でそうしたお店が増える一方で、なくなっていく一つの食のジャンルがある。
どうにか後世にこの良さを伝えていくことはできないものか。
オシャレを気取って心変わりする客も、いつかは恋しさを感じるときが来るだろう。
ニューヨークスタイルピザの価値を再度見直すときが来ることを祈りながら、
カフェファドさん、いつまでも続くことを願ってます。
ごちそうさまでした。