検証することの重要性
前回事業計画書を作るにはリサーチが欠かせないということを話した。
今日はもう少しその話をしたいと思う。
先週VC主催のmeetupに参加し、事業相談を20分ほど受けてきた。
今回アドバイスを頂いた方は事前に送付した資料に目を通しておいてくださり、事前アンケートに書いた主要な相談内容についても丁寧に回答してくださった。
「このデモ画面、ユーザーに見せました?」
もうサービスのリリースが6月に迫っており、開発は進んでいる。デモ画面もできている。
ほとんど完成を待つだけの状態なのだが、その状況において自分は重要なステップを飛ばしていた。
それは「ユーザーに直接意見を聞く」こと。
以前、新宿や渋谷の街頭でアンケートを取ったがそれはニーズを掘り下げるためのアンケート。
今回は実際にそのニーズを受けて試作したデモを実際にユーザーに見せて反響を聞く行為。
今私に見せたデモ画面は、使うのはほかならぬユーザーです。そのユーザーに見せて意見を聞いてみてください。そこで渋る回答があったらそこがこのプロダクトのウィークポイントです。10人中8人が『使いたい』と回答してくれればそれはユーザーが必要としているもの、といことですね。
確かにそのとおりであり、盲点だった。
デモ画面まで作り開発も進んでいる中で、「自分がやれていなかったことはこれか!?」
とすぐにでも実行すべきと決心した。
付け加えて投資家は、
『どうやって収益を出すか』を気にされてますが、ユーザーに必要とされているサービスであれば必ずそのプレーヤーの誰かが必ず払ってくれます。それが、飲食店なのかユーザーなのか、広告なのかはわかりませんが。でもユーザーのいないサービスには誰もお金は払ってくれません。だからまずは真にユーザーに受け入れられるサービスかどうか、そこを追求してください
ビジネスの本質を突かれて非常に恥ずかしい気持ちになった。儲かるかなー、とかユーザーどうやって集めようかなー、とかいろいろ困っていたことはすべて最後は一つの問いにつながっていることをその時気づかされた。
「ユーザーが使いたいサービスですか?」
ユーザーが使いたければPRせずとも使ってくれるし、それをSNS上で拡散してくれる人がいる。
話題になればそれを投資してくれる人がいる。ユーザーを味方につけたサービスにはマネタイズの方法も自ずと生まれてくる。
そのことがそもそも僕には理解できていなかったようだ。
つまり、ユーザーへのヒアリング(=検証)が必要なわけだ。
1に検証、2に検証、3,4に検証、5に検証
時期を同じくして、週末にピッチコンテストに参加した。
同じシード期にある起業家らが参加し、互いのアイディアをブッシュアップする場だ。
そこでも検証することの重要性について多く話題に挙がった。
隣に座った彼は、昨年の7月に会社を辞め、起業を目指し準備している。今日までおよそ7か月あったが、その間彼はずっと仮説の検証を行ってきたというのである。
自ら立てた仮説が正しいことを立証するためユーザーへの聞き取り調査を行う。
そしてその仮説に誤りがあれば、それを修正し、改めてヒアリングをおこなう。
これを繰り返してきた結果、すでに7・8回は事業のアイディアをピポットしているのだという。
だがこうした地道な作業なしに事業の成功への道は存在しない。
誤った仮説をもとにしてサービスを立ち上げても、そこにはニーズも市場もないわけで、結果失敗に終わってしまう。
だから、サービスを作る元となる仮説が正しいことを確かめないと、ニーズの存在というものが確認できないし、収益を上げることもできない。
他の人はこの検証という作業において、400人もの人に街頭でアンケートを取ったという。
100人に聞いて「俺頑張ったぜ」みたいなこと言ってた自分がちっぽけに思えた瞬間だったwww。
ましてやビジネスアイディアを確立するまでに半年以上かけているなんて。。
会社辞めてすぐにサービスの開発に着手した自分は逆に時間がかかってなさ過ぎて心配になる(-_-;)
そもそも起業しようなんて思う人間は世の中全体から見れば外れ値なわけですよ。その外れ値にいる自分らが、「みんなこう思っているからこうすればみんなウケるに違いない」なんて思うのは早計。そんな思い込みはほぼ間違いだと思っていい。だからこそ検証して一般のユーザーの声を聞くのが重要なんだ。
この言葉は同じピッチイベントにいた人からもらったアドバイスである。
ずばりそのもの真理をついている。
この方は何度も事業を立ち上げてきており、すでに今日の時点で5つ目ぐらいを考えている。
自分からすれば起業家として大先輩なわけで、百戦錬磨の達人のような方だ。
彼のアドバイスには一つ一つに重みがあって、自らの体験をもとに語っているのがにじみ出ていた。
だからこそとても心に響く。
自分みたいな新参者が彼に対して何かしてあげられることなんてあるはずもなく、ずっと教えてもらってばかりで申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
とはいえ、自分も早く起業家として、少しは顔が利くような人物になりたい。
そんな野望を持ちつつ今日も聞き取り調査を行おう。。。
事業計画書はパッションを伝えて、信頼を勝ち取るためのもの
前回、VCに相談に行った際、全くみじめな資料を見せてしまい、失望させてしまった。
そこで今日は次号計画書の書き方について語ってみようと思う。
起業しようと思ったらまずは事業計画書を作成することが重要。
でももし、お金もかからないし、遊び半分でプログラミングしたのを世の中に出してみようとか、自分で必死に記事書いて、SEOで上位表示させてアフィで稼ごうなんて思っている場合は別。
あくまで人を雇い、資本金を積み、投資家から出資を募りながら事業を継続させていく、場合だったらの話。
「事業計画書 書き方」でググるとたくさんサイトが出てきて、一体どれを参考にしたらいいか困る
そんな経験はないだろうか。
実際自分も色々見ていて、盛り込むべき項目っていうのが一番多そうなサイトを参考に作ろうと思ったりした。
けど、それだけ集めるデータが多くて、作る気力がうせてしまう。
しかも実績を出していなければ、サービスの提供も始まていない、シード期においては書けない項目が多すぎて、結局役に立てることができず。。
で、最終的には友人に教わったこのサイトを見本に作成している。
VCや事業会社に投資してもらうためのピッチデック(プレゼン資料)に最低限入れるべき12のこと
で、一通りこれに沿って作ってみた結果、自分なりに考えたことがあるのでそれについて述べよう。
・ストーリー性があるか
ワード形式でまとめてお役所に提出して融資交渉をするのとは違って、VCに対してプレゼンするシチュエーションを考えた場合、ほとんどがパワーポイントで作ると思う。
となると、その発表の出来不出来によって印象が大きく変わってしまうことをよく理解していただきたい。
相手の懐にすっと入っていくような自然な論理展開を目指して各パーツを組み立てるとよい。
要素がそろっていても順番がばらばらで、論理展開が無茶苦茶だと、どれだけ内容が濃くても伝わりづらい。
その点、上記リンク先の事業計画書の書き方は非常に分かりやすい。
他のも参考にしながら作った私の事業計画書の展開は以下の通り。
①タイトル
②課題
③解決策
④解決策としての事業アイディアと、その概要
⑤課題の深堀り
⑥特定された課題に対する既存の解決策(=競合他社)と、その市場動向
⑦参入の余地がどこにあるか、ターゲットを示す
⑧ここでようやく事業のアイディアの詳細を説明(課題の解決方法と、ターゲットに刺さる独自の工夫)
⑨そのアイディアでどうやって儲けるのか(=ビジネスモデル)
⑩今後1年間の収支計画
なるほど、と思った方は是非とも参考にしてほしい。
・リサーチデータのない事業計画書は単なる抱負と同じ。
課題を見つけるにはとにかく未来のユーザーとなりうる人たちに聞きまくるのが一番。
事業計画書を作ろうとなると、絶対その辺のデータは要求されるし、そのリサーチをしないと課題も見えてこない。
事業計画書に乗せなきゃいけないデータを集める、というモチベーションではなく、これだけの声を聞いてとても強い課題感を感じたから結果事業にしようと思った、ぐらいの意気込みでリサーチを行ってほしいと思う。
そうすれば絶対強固な根拠となり、何より自分が一番納得して自信をもってその事業アイディアを語ることができるからだ。
その自信は必ずプレゼンを通して人に伝えることができる。
だからリサーチは欠かさないでほしい。
じゃあそのリサーチってどのように行うのか。
私が実際に行ったリサーチは以下の通り。
①とにかくネットで検索しまくる。
ライバル会社のIR情報を見たり、当時のニュースを読んだり。政府の出してる統計データも役に立つ。
②ネットでアンケートを取る。
「クラウドワークス」でアンケート募集をすれば、3千円くらいで100件のサンプルをわずか1週間ほどで集めることができるのでお勧め。
FBとかで友人知人に聞くのもいいけど、全く知らない人が答えてくれるからある程度属性はばらけるし信頼できる。
③実際に人にあって聞くこと。
求人サイトを立ち上げるなら、企業の人事に、ネット通販を立ち上げるなら、そこに出店してくれそうなショップオーナーに、BtoCなら将来顧客となりうる人に該当調査をしたり。
他にもいろいろあり方はあるだろうけど、データ以上に直接街頭アンケートをするのはためになった気がする。いろんな意味でwww
だからみんなもこれらのほか他にやり方があればどんどんいろんなアプローチをして情報を収集してほしい。
投資家も捨て金で出そうなんて思わない。彼らも儲けたいわけだから、本気でやる気があるのかとか、儲かる見込みがあるのかとかを見ているわけだし、向こうはプロだ。小手先でだませる相手ではない。(当然だ笑)
相当な覚悟をもって望むべし。
めげないで頑張る!!最後は根性論!?
そして一社に断られてもめげないこと。
絶対自分の事業に興味・関心をもって聞いてくれる人が現れるからそれまでひたすらに投資家を回り続けること。
あきらめずに続ける精神。
そこでめげるようでは自分のアイディアもその程度のものだったと言われても仕方がないからね。
そう思うと「絶対認めさせてやる!!」ていう気分になるでしょ??
VCに事業アイディアを否定されてもめげずに頑張ろう
VCに相談に行けば、行った数だけ反応は様々。
賛同してもらえたかと思えば、否定をされたり、興味を示してもらえなかったり。
一喜一憂せず、自分の感情をコントロールし、一定の精神状態を保つことも経営者の仕事だ。
ということで、今日はVCに行って否定的な意見をもらった話。
ファーストインプレッション
今とにかく多くの人に会って、アドバイスをもらったり、顧客となる見込みのある人から課題を聞いたりするのを積極的に行っている。
今日ようやく3件目のVCに会うことができた。
現段階までの進捗状況を話して、その上で今後の資金計画についてどうすればいいか相談したく、まずはお決まりの事業計画書を用いてのプレゼンテーション。
第一印象が大事だ。よし、ここはすました顔で、スマートに決めてやろう。
心の中でそう思って突っ込んでいったが全く相手の心に響くプレゼンをすることができなかった。
手厳しい意見
開口一番言われたのが、「本当にニーズがあるのだろうか」という質問。
自身の体験をもとに思いついた事業アイディア。でもそもそもそれってニーズ無いよね?というのがVCからの意見だった。
「このサービス知ってる?」
「どうして知られてないのかな?」
「どうやって生き残っているのかな?」
矢継ぎ早に飛んでくる質問にただただ「いや、知らないです。」「初めて聞きました」と答えるしかなかった。
「本当にこの領域で勝負しようというのなら、そこまで調べておかないと。」
そうだよな。VCはいろんなところにアンテナを張ってるとはいえ、今まさにそのジャンルで勝負をかけに行っている自分がそれよりも知識が浅いなんてリサーチ不足としか言えない。
今回指摘されたことは3つ。
指摘事項①調べが浅い。
・他にも同様のアイディアをもって失敗していった企業はなぜそのような結末を迎えたのだろう?
・もっと他にユーザーが困っていることは?
・お店の人の悩みを聞いてみただろうか?
・実際今の事業アイディアに迷いがあるんじゃないの?
この辺について事業の開発に向かって走り出す前にやるべきだったと。
指摘事項②プレゼンがイケてない
・本当に投資をしてもらいたいという気持ちだったらもっと作りこんでくるはず。
・今の感じでは、何社回っても同じ回答になってしまうはず。
確かに、プレゼン資料はつぎはぎでデザインも統一性がない。
はっきり言って間に合わせ資料みたいな作りだった。
指摘事項③人に対する興味
VCに会って投資をしてもらいたい、その思いが強ければ多少なりとも相手側についても知っておこうとするのが自然。
定型文を宛名を変えて送って、返事が来たところにこれまた型にはまった説明をしていたら当たり前だが、相手としても気分はよくない。というか、投資をしようなんて気持ちにすらならない。
自分の印象付けが重要だと思うなら、一回一回の出会いを大切にしないと。
その人に興味をもって接することが相手も「よし、助けてあげよう」という気持ちにさせる唯一の方法ではないだろうか。
今回は自分の事業について理解をもらえなかったけど、次回までにプレゼン資料を作りこむことは優先課題だ。
非常に厳しい意見をもらったが、いつか自分のアイディアに価値を見出し、賛同してくれるパートナーに出会えることを信じ、これからもVCに相談することを続けたい。
まとめ
ということでまとめると、
・事業アイディアを作るときは、まずは「課題は何なのか」、ユーザーから聞き出すことを第一に始めるべき
・人と会うときはその人を好きになるつもりで。そして好きになってもらおうと努力することを惜しまないこと。それは、態度も含め、資料の準備や、意気込みなど。
・自分がどんなに自信を持ったアイディアだったとしても、否定されたり、関心を持ってもらえなかったりすることは必ずある。それでもあきらめず、ひたすら前に進む心の強さを持とう。でなければ従業員はついてこない。
以上、起業しようと思っているならこうした準備と心構えで望むべし。
VC(ベンチャーキャピタル)に投資相談をすることすらできない
自己資金で起業しても、その資金が底をつくのは時間の問題だ。
自己資金が底をつく前に黒字化できればそれが一番いいが、往々にしてstartupの成長曲線として、Jカーブを描くことが多い。
つまり最初は赤字でも投資を続け、ある程度踏ん張った末にようやく売り上げが追いついてくる、という完全なる先行投資型だ。
だから、多くの起業家たちはVCからの出資を受けながら、彼らをメンターに着けて事業を運営している。
自分も例にもれず、そのような形をとろうと、今のうちからVCに出資を兼ねた事業相談に行っている。といってもまだ投資家に会えるほど固まってもなかったし、けちょんけちょんにされて帰ってくるのがオチだと思ってたから、あまり本格的には活動していなかった。ただ、いよいよサービスの開発に着手し、リリースの準備が着々と進み、会社の設立も手続きを進める段階となってくると、そうも言ってられず、いろんなVCを当らなければならないという感覚になってきた。
今startupも盛んなので、VCも非常に多い。
①それぞれ投資先として得意な分野があるということ
②どのフェーズのstartupへの投資を主に扱っているのかということ
③VCの投資方針を知っておくこと
主にこれら3つを確認しておくと効率的に相談先とするVCを選定できるかもしれない。
①それぞれ投資先として得意な分野があるということ
もともと投資を目的に独立系としてやっている会社もあるが、親会社があってstartupの支援のために子会社として設立したものも多い。
例えば大手保険会社が設立するケースや、大手IT企業の子会社として設立するケースもある。
そうなってくると、もともとの自分の会社の業界についてはそれこそ蓄積されたノウハウやデータがあるわけだから、その業界において(上の例なら保険だったりソフトウェア系だったり)起業しようとするならVCの親会社の業態を見て判断するのがいいかもしれない。
②どのフェーズのstartupへの投資を主に扱っているのかということ
Startup界隈ではシード期、アーリー期、レイター期なんて言ったりするのだが、これはその起業家が今置かれているフェーズを表すもの。
シード期はまだアイディア段階。だけどすでにリソースがあって立ち上げが可能な状況。
アーリー期は、会社設立後間もない状況、レイター期は、ある程度事業をまあしてようやく黒字化でき始めたころ。(あくまで個人的な見立てなのだがおおよそ間違ってないと思う。ww)
つまり、それぞれのVCがどの時点にある起業家を主に投資先としてみているか異なるので、どのフェーズの起業家を出資するのに得意としているかも確認しておく必要がある。
③VCの投資方針を知っておくこと
最後は投資方針。
例えば、自身の親会社との親和性をみて、将来的に事業を買い取りたいなんて思って投資しているかもしれないし、自社との事業提携で、うまくその起業家のサービスを自社でも機能させたいなんて思っているかもしれないし、もしくはIPOさせることを前提に投資しているかもしれないし。
どこを着地点としてみているのか、そのVCの方針もよくよくわかっておかないといけない。
とまあ書いてみたがこの辺のことは「VC まとめ」とでも打てばいくらでも詳しい情報が出てくる。
俺が言いたいのは、「じゃあここに相談に行こう」と思っても話すら聞いてもらえないのが当たり前なんだよ、ということだ。
だいたい起業家の間で「VCどこに相談に行こう??」という話をしたとき候補に挙がってくる会社はあって、要は「メジャーどころ」といわれるVCだ。
あまりにも普通に会話に出てくるから、じゃあそこに相談に行ってみようと当然思う。
自分もそう思って、起業家の友人から勧められたところへアポを取ってみたのだが…
普通に無視された。。。
こちらからメッセージ送っても普通に返信来ない。
5社送ったけどいずれからも連絡来ない。
ちなみに「起業のファイナンス(
)」では、出資を受けようと思ったら何十社と回るのが当たり前というので、全く数的には少ないのだが。。
まあそうとは言え、無視されるのは想定外だ。会って話ぐらいは聞いてもらえるかと思ったのだが。。
VCへのアプローチの壁は高い。まさに洗礼を受けた形だ。
だからアドバイスしよう。ここはコネを使う以外他にはないということを。
連絡とっても一切音沙汰のなかった会社が、「○○さんから紹介をいただき」みたいな形で、直接名前を出して、VCに対してではなく、そのVCの投資担当者にダイレクトにメッセージを送った方が返信率が高い。
そういったコネを使えるかどうかも実力のうち。
だから、VCに相談しようと思ったら、なんとしてでもそこにパイプのある起業家仲間を見つけ、彼らから紹介をもらおう。
じゃないとおそらく見てもくれやしないメールを書くのに無駄な時間を使ってしまうだけになるから。
それも会うまでの話。。そこからさらに出資にこぎつける可能性はさらに下がる。。。
いかに自分のやろうとしている事業の価値を相手に認めさせられるか。
それについては俺も今答えはわからない。だから事実をただひたすら書いて、その結果出資を受けるに至ったらこのブログの内容を参考にしてもらえればと思う。
起業しようとしたら、実際は資金100万円ほど準備できていないと厳しい
ブログタイトルにもある通り、お金がないところからの起業を目指しているわけだが、実際はある程度の資金が必要なんだと最近気づき始めた。
3年と経たずに会社を辞めたからそれほど貯金はない。
それでも学生でも起業する人がいるくらいだし、行けるだろうと思っていた。
しかし、web上でのプロフィール紹介で学生起業家という言葉を目にして「あ~この人もか~。なら俺も」なんて簡単に思ってしまうのはあまりにも短絡的すぎる。
学生で起業できるって結構恵まれた環境がある程度そろってたりして。。。
最近そういう人と会ったり話す機会が増えたのだが、話を聞いていると、その人が起業できたのも、彼(女)が偶然持ち合わせた環境や運というのがあるというのがなんとなくわかってきた。
例えばある人は、
趣味でプログラミングを書いていて、あるビジネスコンテストで優勝できたのがきっかけで周囲からサポートを受けられた。
とか、
大学の先輩に誘われて一緒に起業して、その人にいろいろ教えてもらいながら少しずつ事業を大きくしていった。
とか、はたまた、
起業に興味を持った数人の友人でメディアを立ち上げて、ライター、営業、プログラマーと役割分担して儲けていた。
とか。
当たり前みたいな語り口されるけど、俺からしてみたら「いいね。恵まれた環境と運がそこにあったんだね。」って妬んじゃう。
・・・・いや、フツーそううまくいかないでしょ!!
偶然ビジコンで優勝するなんてないでしょーよ!!
偶然先輩に事業立ち上げようなんて誘われないでしょうよ!!
起業したい人がうまく周りにいて、うまく同じ方向で頑張れるなんて、いやいないでしょww
そういうのを持ってないのに、「起業のハードルは低くなった」と巷でいわれ、周りに起業家が増え、「俺も!!」と立ち上がってみたらコンプレックスの塊のような、だいぶ後ろからのスタートになってしまい。。。
こういう気持ち案外わかってくれる人がいない。なぜなら周りはそんな人たちばかりだから。
人一人雇うってことはその人の生活を保障するも同然
で、話を戻せば自分でwebサービスを構築できず人にやってもらう場合は確実に人件費が発生する。
となるとそこで、資本金10万円での起業って話は無くなる。
もちろん共同創業者として迎えられる仲間がいれば別だが、そうではなく外注したり、複業とかの形で周囲の助けをもらおうとするなら最低でも100万円は必要になるだろう。
でもそれは、あくまで最低の話。
エンジニアの需要は高まる一方で、月70,80万を出さないといけないなんて当たり前になってくる。
だから少しでも支出を抑えたいなら自分がwebをできるか、共同創業者にそういう人がいるかのどちらかで始めたほうがいい。
そして事業の立ち上げ直後から黒字になるなんてことはないわけで、しばらく赤字覚悟で事業を継続させなければならない。
となると、当分、自己資金で事業を継続させなければいけない。
果たして自己資金で何か月持つのか、その間に収益を上げることができるのか。そこまで考えてないと「無謀な挑戦だ」と言われても仕方がない。
結局はあえて自ら「起業に成功した人たち」の輪の中に入って行っているわけだから、「苦労したけど何とかうまくやってここまで来ました」って話しか耳にしていないわけだけどね。
それがもしかしたら起業を目指した100人のうち10人の生き残った者たちだけの集まりかもしれないのに。
というちょっとしたぼやきでした。。。。ww
CTOがやっと見つかった~!!(^^)
前回①~③の方法でエンジニアのつてを探しているといっていた件、ようやく見つけることができました!!
結論を言えば、「大学時代の同期」です。
えっ??
超身近じゃんwww
はい、そうなんです。
正直こんな身近にいると自分でも思っていなかったwww
以前とあるイベントで、「エンジニアがみつからない」という悩みを相談していた際、こんなことを言われた。
「エンジニアねー。案外身近にくすぶっていたりするもんですよー。私も大学時代の先輩ですからね。もう一度改めて周りを見渡してたらどうですか??」
おった。
確かにおったわ笑
これぞまさしく灯台元暮らし。
この1週間いろんなイベントに参加してネットワークを広げていたが、その苦労も何だったのかと思うほどあっさり「できるよ」という返事www
一気に事が運んで、いよいよ自身のアイディアをカタチにするための具体的な開発作業が進行し始めた。
おそらく開発に要する期間は4,5か月間ほど。
その間に会社の登記を済ませ、ユーザーへのヒアリングや、サービス開始を前提としたVCへの出資相談などをしていきたいと思う。
少しだけ希望の光が見えてきた。
またエンジニアが見つかったからと言って自分は勉強しなくていいわけではない。
これは友人で、ベンチャーの立ち上げもやったことのある人のアドバイス。
雇ったエンジニアの能力が判断出来た方がいいし、機能の難易度や工数の見積もりしやすいし、エンジニア的にも話が通じた方がやりやすいし、エンジニアとのパワーバランス的にも健全にな(る)。
なるほど、確かに。
CEOが全く役立たず(?)に写ってしまわれるとチームは崩壊するからな。
引き続きプログラミング学習をせねば!!
VCに相談に行ったハナシ
先日自身の事業イディアを携えてVCに相談に行った。
サムライインキュベート
一つ目はサムライインキュベート。こちらは人が良いと評判で、割と小規模な投資案件でも取り扱ってくれるみたいだ。
早速相談したところ、非常に丁寧なアドバイスをいただけた。
市場へのリサーチのかけ方や今後投資を本格的にしてもらうためにはこのようなロジックを固めておく必要があるなど、小一時間話した。
おかげで自分に今足りないものが分かったし、サムライインキュベートの投資におけるスタンス(どこを着眼点としているか、実際に投資となった時の持ち株率はどうか)も確認できたので、今後サービスが立ち上がったら具体的な相談に行きたいなと思えた。
skyland Ventures
もう一つはskylandベンチャーズ。
こちらはほぼ創業者の木下さん個人の観点で投資の可否を判断しているようだった。
毎週水曜日のAMは直接その木下さんに投資相談をできる機会があって、時間はたったの15分。短期決戦だ。
初めて会った感想は、すごいラフな感じ。ビジネスライクな形はとらないので率直な意見をもらえる。
今回の相談ではコテンパンな言われようだったが、なかでも痛感させられたのが、
「メンバー(CTO等)がいなければ、登記も済ませていないようじゃ投資のしようがないよね。」という言葉。
確かに、その通りだ。
それでは向こうも身を乗り出して聞いてくれるなんてこともりゃしない。
的を射たダメ出しなだけに、余計ことの重大さを思い知らされた。
CTOを早く集めたい
この1週間実はあまり進捗がなく、それというのもCTOの存在が見つからないからだ。
ここ最近イベントに参加しては募集をかけるのだけれどもなかなか人が見つからない。
CTOさえ見つかれば、プロダクトの開発のめどが立つし、そうなればサービス立ち上げを前提とした会社の設立も行える。
ことが一気に進むわけだ。
ではこの状況をいかに打開すべきか。
①知人や友人にエンジニアの知り合いがいないか聞いてみる
②開拓した人脈を頼りに深堀してエンジニアの紹介をしてもらう。
③SNSで不特定多数の人に呼び掛ける
現状考えられる案は上記3つだ。
①で見つかれば一番いい。
信頼できる友人を介して紹介してもらえるなら、関係の構築も容易だし、ある程度気兼ねなく話せる。
②は自分のコミュニケーション能力が試される。
イベントやセミナー等で名刺を交換した人に再度アプローチをかけるわけだ。無視される可能性もあるけど、そんなのを気にしていたらいつまでたっても連絡できない。「僕のこと覚えててくれてるかなぁ~?」とか言ってる場合じゃねぇ!!
とにかく攻めの姿勢が重要だ。
そして最終手段としての③。
もはやどこの誰とも知れない人が声をかけてくるかもしれないから要注意だ。
だが、そもそもそんな投稿を見て「私エンジニアです!!」と手を挙げるほうが逆に不自然だ。
募っておきつつ、不自然さを感じるというこのパラドックスに打ち勝ちいい人をに会える確率は限りなく低い。
というわけで、現在①と②を行ったり来たりしている。だがもう万策尽きようとしている。
どうかチャンスを与えてくれ~!!
起業に限らず働くうえで大前提となるもの
2,3日前からのどが痛い、と思っていたら鼻水も黄色っぽかった。
やばい、、、完全に風邪だ。。。
体が重いとすべてに後ろ向きになってやる気もそがれてしまう。
自分を経営できない人に会社は経営できない
どんな人に起業のアドバイスをもらっても、人生の大先輩とお話をしていても、結局最後に言われるのは
「自身の体調管理」だ。
どれほど頭がさえていようと、行動力のある人だろうと、健康を失ってはすべてが無意味となってしまう。
概して経営者には細身の人よりやや太っている人のほうが多いと聞く。
痩せて体力もないような人は経営者のような激務には耐えられないということか?
いや、単に見栄えの問題もあるかもしれない。
社長はどんな人かな~って想像力をふっくらませていると、たいていイメージするのは少々小太りで貫録のある人だ(あくまで適度に、太った人ね。)
正直自分はどちらかといえば、体は弱い方。
自分の健康についてはいつも両親に迷惑をかけてばかり来た。運動音痴だからジョギングとかで体の健康を維持しようという発想はないし、そもそも体力がないのであまり動きたがらない。
だが、大学を卒業して社会人になるとき、とある大先輩から言われた言葉。
「体の弱い人はどこも雇ってくれない。」
モーレツ社員という言葉が流行していた時代に働いていた人からすれば、もはやそれが出世の条件だったのかもしれない。
今自分は事業の立ち上げに向けてとにかく一分一秒でも惜しいような状況。
なのに朝起きると声はガラガラ、頭もなんか重くて回らない。。
過密な予定を組んだらどこかでダウンしちゃう気がして、正直予定が詰められない。。
まさに「体は資本」であることを実感しているところである。
魔法にかかってしまったかのように、「自分はできない人間かも・・」と弱気にさせてしまう風邪は恐ろしい存在だ。
早く治して再び事業の立ち上げを加速させたい。
起業したいけど自分でプログラミングができない
さてさて、起業に向けてアイディアを明確にして、サービスのディテールまで作りこんだのだが、エンジニアがいない。
こんな人は結構いるのでないだろうか。
自分もそのうちの一人で、もともとIT業界とは無縁の製造業の人事だったので、HTMLやC言語とは何のことやらと言った感じだ。
先日VCに出資相談のためにプレゼンに行ってきたのだが、「まずは簡単にでも自分で作れるようになったほうがいいですね」と言われた。
「自分でできなくてもエンジニアを雇えばいいじゃん」
って思われる方もいるのだが、それでも最低限プログラミングの知識が必要になってくる。
コミュニケーションツールとしてのプログラミング知識
自分のアイディアを形にしてくれるエンジニアとのコミュニケーションでは、少なからず技術的な課題を議論することは必ずある。
そうしたとき、自分は理想ばかりを語って、一方は技術的な知見から意見を言っていたらどうだろうか。
議論はかみ合わず平行線をたどってしまう。挙句の果てにはエンジニアのほうから「あいつと話していてもらちが明かない」と見放されてしまうのがオチだ。
相手の気持ち考える
コミュニケーションを円滑に進めるうえでこの原則に従えば、自分のやりたいことを一方的に伝えるのではなく、相手の立場をわきまえて同じ目線に立って、一緒になってサービスを構築していくという姿勢が大事になってくるというのが分かっていただけるはずだ。
それで今、俺はprottを用いて表面的な部分だけでも作ってイメージを伝えられるようにしようと思っているんだが・・・・。
Prottが使いこなせない。。。
誰でも簡単にというが結構難しい。
でもそれだけ逆に言えばサービス一つ構築するのに労力がかかるんだよ、ってことを暗に教えてくれてるんだろうか?
友達に言ったら「それくらい頑張ってくださいww」って言われたww
だよな。
これもできないようだったら終わってるぐらいのつもりで頑張ってやりきらないとだな。
同時並行でprogateでもプログラミング知識を学んで、そして継続的にエンジニアの巻き込みも続けていくっきゃないな。
近々自分も直面しそう、というか直面しつつある共同創業のハナシ
とても有名スライドなので、今さらとは思う人もいるだろうけど、一応貼っておくね。
「仲のいい奴と始めるんだからそんなもめることなんかねぇよ」って誰しも思うだろうけど、実際に起きるもんだということを身をもって知ったね。
「共同創業者をいかにして選ぶか」という判断基準も併せて説明がされているけど、それを知ってても結局のところ、自分の経験則とか、その時の気持ちとか、生まれ持った価値観とかから一緒にやるかどうかを判断しちゃうんだよね。
なんてったって、「早くやりたい!!」って気持ちが強いから
「誰か~誰か~いませんか~?!」
ってな感じで仲間に飢えてるからね^^;
ようやく事業立ち上げの兆しが見えてきた!!
最近ようやく、同じ理念をもって起業しようっていう人たちに出会うことができて、自分含め3人で本格的な立ち上げに向けたアクションを取り始めた。
実はサービスを立ち上げるうえで重要なwebページとかは、もうすでにそのメンバーのひとり(仮にもAさんとおく)が自分のお金で構築していたんだ。
それを使ったサービスの内容に僕ともう一人(仮にもBさんとおく)が共感して、では3人で会社を起こそうってことになった。
この流れからすると、発案者であり、すでにサービスの基盤を構築していたAさんの具体的な事業内容に我々が協力している、という構図になる。
ただ、Aさんもとても一人ではそのサービスを回すことはできないと思っていたようで、メンバーが欲しいと探していたところだったのだ。
互いに持ちつ持たれつという状況だが、やると決めたからには早めに共同創業者間の問題は解決しておきたいところだ。
実は今、「3人でやろう」と言ったっきり、それ以後3人でまだ一度も顔を合わせていない。
ほぼチャット上のやり取りで、役割分担をしてそれぞれがやるべきことをきちんと果たそう、といった状態だ。
気心が知れた小さいころからの友人・知人と言わけでもないので、コミュニケーションが若干薄いのが気になっている。
ドライにビジネスライクにいくのであれば、なおさら早めに解決しなければという気持ちでいる。
後々「そんなつもりではなかった」ということが起きるのが一番よくないケースだからね。
相手の考えが気になってしょうがない
俺は周りがどう思っているのかがすごく気になるタイプで、「俺のことどう思ってるんだろう?」とか「どういうつもりでいるんだろう」とかすぐ考えてしまう。
よくないことではあるが、ひとり相手の胸中を探って被害妄想を抱いて委縮してしまう。
ふとした時に相手に尋ねてみると全く見当違いの思い込みをしてて、「そんなバカなww」って笑われることも多い。
今回も単なる自分の思い込みであってほしいと思っているけど、それについては3人それぞれ顔を突き合わせて本音で話してみないとわからない。
そもそも本音で意見をぶつけ合うことができないようであればチームとしてやるべきではないんだけどね。
今日はこれくらいにしておいて。
今後どのように進んでいくのかなー